盲愛アドレセンス ⅲ (ページ7)

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098 : 訓練ページ7

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「今日の基礎学は4クラス合同だ。
1vs1の対人訓練やるために時間も長めにとらせてもらった。
1年vs2年だからハンデとして1年には教師陣から相手の個性と弱点を告げさせてもらう。2年は1年の個性を知らないまま戦え。」

くじ引いていけよ、と相澤先生の言葉で1年と書かれた箱の中からくじを取る。

「Aなんだった？」

「Fだって … カエちゃんは？」

「Lだって … 2年といきなり戦闘訓練ってすごいね」

「勝ちに行こうね」

そんな会話をしていると目の前の大きなスクリーンに対戦相手が表示される。

焦凍が戦う相手は1年の私のクラスの男の子。特別強個性ってわけでもないし、焦凍の圧勝だろう。
爆豪さんと当たってしまった女の子は顔色を真っ青に変えていた。

「てつ … ？なんて読むの？」

「轟Aってお前か？」

「あ、はい … てつ？」

「鉄哲徹鐵だ！」

「鉄哲さん、よろしくお願いします！」

私の相手はB組の鉄哲徹鐵さん。

まあ名前からしても個性は鉄らへんで体を硬化するか何かだろう。

生憎、私は名前の時点で焦凍と同じなのがバレているから個性もバレているだろう。

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