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135 : わからない ページ44
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寮までの道のりを歩き、先に着いたのはわたしの寮でじゃあねと手を振り焦凍に背を向けたはずなのに、それを阻止するかのように焦凍の右手はわたしを掴んだ。
「焦凍？どうしたの？」
「 … 爆豪と仲良くしてるの見るの嫌だ」
「へ？」
「わかんねェけど嫌なんだ、俺が一番って言ってくれただろ」
何かを確かめるように、何かに怯えているようにも見えた。
そんなの決まってるのに、わたしには焦凍しかいないのに。
お気に入りのおもちゃを取られた子供のように見えた。
私達は結ばれない運命だし、焦凍のその思いも妹を取られたような気持ちに陥った一時的なもの。
わたしの気持ちとはまた違うでしょ？
「当たり前じゃない、焦凍だけしか見てないよ」
でもね、私は欲張りだからこの一言で焦凍が私だけを見てくれるならそれで良いの。
いま一瞬のこの時だけで良い。焦凍が私しか見れない瞬間ができるならなんだっていいの。
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あい - 面白いです！続きが気になります！ (2020年6月10日 19時) (
レス) id: 58e03363b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか
| 作成日時：2020年6月4日 19時
