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082 : 雄英？士傑？ ページ32
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父親と家族の確執はいまだに拭えないまま、冬を迎えた。
雪がしんしんと振る放課後、先生に呼び出され職員室にいた。
雄英高校でも雪は降っているのだろうか。焦凍風邪引いてないかな、なんて心配が募る。
「轟、お前に雄英から推薦が来てる。だけどな … 」
「だけど？」
「士傑高校から特別推薦の話も来ている」
東の雄英、西の士傑と言われるぐらいの実力をもつ高校の名前だ。
「轟は雄英高校志望だからな、雄英高校の推薦で構わないか？」
「はい … お願いします」
職員室を後にしてやっと雄英高校からの推薦を手にした自覚が湧いてくる。
士傑の特別推薦も欲しいっちゃ欲しいけど、焦凍と離れて過ごすのはごめんだ。
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作者名：わか
| 作成日時：2020年5月22日 22時
