盲愛アドレセンス ⅱ (ページ24)

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074 : 仮免ページ24

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「ねえ、普通に頭おかしいの？どういうこと？」

「だからソリの合わねえ相手がいたんだ」

「だからって普通落ちる？焦凍が？ちょっと本当にわからないね」

あの後週末には帰ると約束したのにすぐに破ったのは焦凍だった。

ヒーロー仮免試験が夏休み最後にあるとのことで必殺技の特訓や個性を伸ばすのに忙しいと言われてしまった。

そのヒーロー仮免試験のために頑張っていたくせに、仮免に落ちるとは本当によくわからない。
反りが合わない相手がいたら落ちるような事件でもないだろう。

話を聞く限りエンデヴァーが元凶ではあるようだか、昔の焦凍にも非はあるためなんとも言えない。

1Aの生徒の実力がどれほどのものなのかなんてAにはわからないが、ツートップが落ちて他が全員受かっているなんて緊急事態でしかない。

「本当に意味がわからないね」

知った父親はすごく落ち込んでいた。

まあ自慢の息子が仮免に落ちたなんて知って落ち込むのは当然だろうけど、あの人はまた焦凍の神経を逆撫でするような言葉をかけそうだから怖い。

「受験勉強は順調か？」

「うん、清々しいくらいにね」

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