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068 : 欠かせない存在 ページ18
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火傷の跡を触りながら少し寂しそうに俯く焦凍。
2人の間にある絆は硬く強いものに見えるがどちらかが壊そうと思えば簡単に壊れてしまう脆いものなのだと焦凍も気付いていた。
Aに拒絶されれば自分がヒーローを目指す理由も彼は見えなくなってしまうだろう。
お互いが大切な存在であるということには気づいていたエンデヴァーも口を挟めないでいた。
「俺、探してくる」
相澤たちがきてくれているからという理由で探すことを諦めていた焦凍も、さすがに妹が心配になってしまい家を飛び出していた。
残されたのは大人3人。
重い口を開いたのはエンデヴァーだった。
「変なところを見せてすまないな」
「焦凍さんと妹さんはそんなに仲がいいんですが」
相澤の純粋な質問に、エンデヴァーは昔のことを思い出していた。
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作者名：わか
| 作成日時：2020年5月22日 22時
