19.青空 ページ19
「わー、屋上あるんですね。気持ちいいー。」
「ずっと建物の中だもんな。」
「はい。普段は外ばっかりなので、久しぶりに、いい気持ちです。」
「ここ、気分転換にいいよ。」
「ほんとですね。」
柵に手をつき見下ろすと、周りの家や道路、公園等が見えた。
みんなちっちゃいな。
風も吹いてきて、心が少し軽くなるような気がした。
「何かあった?友達来たって聞いたけど。女の子はおしゃべりしたら、普通リフレッシュになるんじゃないの?」
「…。なんか、みんな楽しそうだなーって。」
「友達が?」
「はい。大学行って、好きな勉強して、彼氏作って、友達と遊んで。って、自分でこの道に進むって決めたんですけどね。なんか、みんなに会っちゃったら、頭の中がごちゃっとなっちゃって…。」
「なるほど。」
ちょっと気持ちが軽くなって話しちゃったけど、こんな話、気分よくないよね。
自分で選んだ道なのに、何言ってんだって。
そんなの承知の上だっただろって。
私、呆れられたかな。
「リハビリ疲れるしなー。」
内田さんはそう言うと、コロンと仰向けに寝転んだ。
え、こんなとこに寝転がるの?
そして、ポンポンと横を叩いている。
私も寝転がれってことかな。
えーい、先輩命令だ。
私も、内田さんの隣に仰向けに寝転んでみた。
一面に真っ青な空が広がっていた。
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とまと(プロフ) - *れな*さん» 光1にコメなんてと思って開いたら、まさかのれなちんだった!キャーどうしましょ。ゆる〜い物語だから気をつけてねって返信しようと思ってたところだったのに。笑 読んでくれてありがとう。嬉しい♪しかもヒロインちゃんを気に入ってくれてテンション上がっちゃった! (2015年10月2日 16時) (レス) id: 6fd6da2112 (このIDを非表示/違反報告)
*れな*(プロフ) - リアルタイムで読みたかったー!この小説ー!!こんなに遅くなってもう。。このヒロインちゃん好きだわ。最近低迷していた内田熱が今、ふつふつと湧き上がっています。笑 さて二章いくぞ〜わくわく♪ (2015年10月2日 15時) (レス) id: 7dcdef8815 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ゆきさん» こちらこそ、ええっ(=゚ω゚)ノヒロインちゃんの歳って、他の作者様は自分と同い歳位を設定されてるのかもしれませんが、私の歳では君花も光も話に無理が生じるので(笑)うちの子供はまだ小さいです。お父様が、心配しながらも、送り出された所に、愛を感じます^ ^ (2014年9月20日 21時) (レス) id: 85b1c86ff6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - えっ!?とまとさん結婚なさってたんですか!?てっきり、私と同年代かと… 私の所は父が心配性なので、たまに困ります;とまとさのおお子さんは何歳何ですか? (2014年9月20日 21時) (レス) id: e410275024 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ゆきさん» 私も、親目線で見ちゃうー(笑)旦那は子供を将来留学させたいって言ってて、私は心配性なので反対派なんです。でも、子供の夢なんて聞いちゃったら、送り出しちゃうんだろうな〜とも思ったり。って、子供まだ小さくて、親が勝手に討論してるだけなんですけどね(笑) (2014年9月20日 17時) (レス) id: 6fd6da2112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とまと | 作成日時:2014年8月22日 12時