同居人は王子様5 ページ22
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「Aちゃん。あんなやつだけど、海をよろしくね」
目の前に来た小笠原さんは、優しい笑顔であたしに手を差し出してきた
表情も口調も言葉も優しい
なのにあたしには、有無を言わせぬ契約交渉にしか思えなかった
あ「は……はあ」
さっきまでの威勢はどこにいったのやら
頷くことしか出来ずに、微笑む小笠原さんとしっかり契約成立の握手を交わしたのは言うまでもない
夕食は4人で談笑しながら終えた
と言っても、小笠原くんは話に興味なさげで時々話をふられると頷く程度だったけど
あたしはというとお母さんたちと会話しつつ、小笠原くん食べ方綺麗だな〜とか
流石王子様イケメンだな〜とかそんなことばかり考えてた
あとから考えると結構気持ち悪いかもしれない
でも、同じ学年とはいえ、クラスも違うし接点もないし、こんな近くで見るのは初めてだったんだもん
ミーハーなつもりはないけど、興味が無いわけじゃなかったから
小笠原くんは中性的な顔立ちでやっぱり何処から見てもかっこよかった
そしてなにを考えてるのかさっぱりわからないくらい、表情をく崩さない男の子だった
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もえか(プロフ) - すごく面白かったです！続き待ってます！！ (2018年8月23日 20時) (
レス) id: c873847a44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちょす | 作成日時：2018年6月24日 12時
