３話 ページ27
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sha「これとかどう？」
mz「あー、いいですね。でも、こっちもいいと思いません？」
sha「ええやん！」
何で俺やなくて、シャオロンが楽しそうに京ちゃんと話してんのや。Aちゃんも、何でシャオロンなん！あたい、悔しい！！！
何か本妻やったのに、後から来た後妻に負けた気分やわ。服もシャオロンカラーの黄色が多かったし、小物やって黄色になっていきよる。何やねん、折角Aちゃんのこと俺のカラーにしたろおもたのに。
そうやってぶすくれながら、2人が物色しているのを眺めていた。すると、まあなんと言うか、タイミングよくと言うか。Aちゃんが俺の方にやって来て尋ねてくる。
mz「鬱さん、これどう思います？」
「えっ？」
mz「さっき買った黄色のドレスと合うと思いますか？」
「………これ、Aちゃんが選んだんやったら大分センスないで」
mz「えっ………結構辛辣………。じゃあどんなんがいいんですか？一緒に見てください！」
俺の手を引き、シャオロンが待っているショーケースへと連れていく。連れていかれている俺は頼ってくれた嬉しさと驚き。それと気を遣わせてしまったという複雑さで感情がゴチャゴチャしていた。
可愛い女の子に気を遣わせるなんて、俺らしくもない。
sha「やっぱこっちやろ！大先生もそう思うやろ？」
mz「………じゃあこっちはどうでしょうか！」
Aちゃんはさっき俺に見せてきたアクセサリーとは違うものを見せてくる。まあさっきと比べるとマシだろうな、くらいのセンスだけど。
それに比べてシャオロンはセンスがいい。さっき選んだドレスとも、Aちゃんとも合うアクセサリーだ。普段使いもできそうだし。
「………Aちゃん、壊滅的にセンスないな」
mz「え〜〜〜！？いいと思ってんけどなぁ………」
ええ〜、と言いながら持っていたものをケースに戻す。顔は全く納得いっていないようだが、2人からセンスがないと言われれば理解せざるを得ないのだろう。本当に渋々といったような感じだ。
シャオロンはそれを見て笑っている。Aちゃんの肩に手を置き、『ドンマイw』と半笑いで声を掛ける。それにまた口を尖らせて拗ねた様に『何なん………』と言った。普段のあの賢さは一体どこへ行ったのか、その様子はちゃんと17歳の子供で。何時も感じていたチグハグさがそこにはなかった。年相応の可愛い女の子だった。
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篝火(プロフ) - ソーダ水さん» ありがとうございます！更新は遅くなりますが、楽しみにしていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願い致します！ (2022年4月22日 12時) (
レス) @page24 id: 5c99846d6a (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ水(プロフ) - 大好きな作品です！更新待ってます！ (2022年4月19日 15時) (レス) @page24 id: 46883a5287 (このIDを非表示/違反報告)
篝火(プロフ) - パティシエルさん» レスが遅れてすみません！ありがとうございます！！！文才があると言われると嬉しい限りです！何周も読み直せるぐらいの面白さになっているなら良かったです！(おまわりさーん！捕まえないで〜！) (2021年12月23日 0時) (レス) id: 5c99846d6a (このIDを非表示/違反報告)
パティシエル(プロフ) - ゑ。好き()初コメすいません！！めっっっちゃ好きです((((((語彙力 最初からわかる文才の凄さ…天才っぷりが伝わってきました(( ? やばい、何周も読み返してしまう…手がｯｯｯ 何故早く出会わなかったん⁇これからついてきます(((((((おまわりさーんコイツです (2021年12月19日 17時) (レス) @page9 id: 00c275c356 (このIDを非表示/違反報告)
篝火(プロフ) - 冠さん» ありがとうございます！語彙をちょっと、適当に見つけてみれば案外書けますよ！初期から！嬉しいです……1作目はあんまりだったので……wこれからも好きって言ってもらえるように頑張りますね！！！ (2021年12月4日 13時) (レス) id: 5c99846d6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篝火 | 作成日時：2021年11月20日 17時
