二人三脚のスパイ ページ40
あと1競技終われば昼食か。
次の競技は、二人三脚。よし、かましてやるぞ！
そんな意気込みをしたのも束の間。
『え！ペアの子が足をくじいた！？』
それを直前に伝えてくるあたり、先生結構鬼畜じゃないっすか！？
先生「これから補欠を探しに行こうと思ったんだが...
時間が無いな。」
『先生何してんすか！』
先生「いやいや、俺もうっかりしててだな...。」
檜山「なにかあったんですか？」
先生と一緒に頭を回転させていると、体育祭なのに風紀委員という腕章をつけている檜山くん登場。
こんな時まで大変だなぁ。
先生「いやぁ、それが塩崎の二人三脚のペアが欠場してな。」
檜山「あー、なるほど。じゃあ俺が出ますよ。」
『えっ。』
先生「それは助かるよ！ありがとな！」
そう言って、先生は颯爽とその場を去っていった。
私的にはありがたいけど、檜山くん違う団なのに大丈夫なのかなルール的に。
『檜山くんって黄色団でしょ？違う団だけど大丈夫なの？』
檜山「なんとかなるでしょ。困ってる人ほっとけないし。俺風紀委員だから。」
ちょっとそれが理由になってるのかは分からないけど、ここまできたら檜山くんを頼ることしか選択肢に残ってない。
私たち2人は赤団の列へ紛れ込む。
周りの人達は私たちの方をチラチラとみている。
そりゃそうだよ、思いっきり黄色のハチマキ巻いた檜山くんがいるんだもん。
『檜山くんほんとごめんね...。自転車見逃してもらったのにまたこんなことで迷惑かけて...。』
檜山「あはは、じゃあまたなんか奢ってよ。」
『なんでも奢らせて頂きます。』
檜山「ありがと。笑 ほら、俺らの出番だよ。」
大きな口で笑う彼。
いつも風紀委員の姿しか見てないからこんな顔めったに見ないな。
さらっと私の手を引く檜山くん。相当慣れてんな。
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ゴンザレス(プロフ) - あずきさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです♡♡♡ (3月25日 22時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
あずき - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください^.".^!♡ (3月20日 20時) (レス) @page25 id: 0b4479c19f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2024年3月14日 8時
