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パチン、パチン、とホッチキスの音が生徒会室に響き渡る。
何が嬉しくてこの資料たちを永遠とパチパチしているのか。
他の皆は先生を含めた体育祭のことについての会議出てるし、他の委員たちはまず集まる理由がないし。
だから結果的に雑用係の私が任されたわけですけど。
絶対に嶺亜に今日の夜ご飯奢らせる。絶対に。
その信念が高まりすぎたのか一瞬にして資料を完成させてしまった。これを職員室前に置いてくればいいのか。
かさまれた資料をなんとか抱えたけど、気を抜いたらいつでも落としてしまいそう。
「おわっ、あっぶなー。」
『わ、ありがとうございます。』
「いーえっ。どこまで持ってくんすか？」
私が落としそうになった資料を受け止めてくれたのは、チャラそうな見た目の男の子。
1年生かな。
私と目が合うと、慣れたように優しい笑顔を向けてきた。色が白くて目鼻立ちもしっかりしてんなー。
『職員室前まで。助かった、ありがとう。』
「俺が持ちますよ。女の子にこんな重いもん持たせてるとこ見逃せないし。」
普通の女の子だったらここで1発で惚れるだろーな。
優しい子だとは思うけど、昔から常日頃嶺亜やみじゅと関わっていくと案外鈍くなっていく。
「先輩...ですよね、ネクタイの色からして。
俺1年の黒田光輝っていいます。よろしくどーぞ。」
『塩崎Aです。お願いします。』
光輝くん、って呼びたいけど皇輝くんがいるからなぁと思いつつなんて呼ぶか模索。
黒田「A先輩は生徒会の人？」
『うん、一応。雑用係だけど。』
黒田「あー、尚大が言ってたな。先輩のことだったんだ。」
尚大...あ、織山くんのことか。
黒田「めちゃくちゃ嶺亜くんに馴れ馴れしい女がいるって！」
織山くんは本当に何を勘違いしてるんだろう。
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ゴンザレス(プロフ) - あずきさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです♡♡♡ (3月25日 22時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
あずき - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください^.".^!♡ (3月20日 20時) (レス) @page25 id: 0b4479c19f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2024年3月14日 8時
