不注意テスト ページ28
『ちょっと〜元木先輩！私朝はテスト問題の最終確認しないといけないんですけど？』
元木「ちょっとだけだから。おいで。」
元木先輩に手を引かれながら大人しく着いていく私。
一体どこに連れていかれるんだろ。
連れてこられたのは中庭で、そこには颯太と
黒髪ボブの子と茶髪ロングの子。
あれ...この特徴どっかで聞いたような...
元木「こいつら、お前に嫌がらせしてたんだよ。最近変なこと多かったろ？」
『あーっ！！この人たちが！？』
元木「お前ほんとお人好し。笑」
私がその人たちに視線をやると、不貞腐れたような表情をしていて少しこちらを睨んでいる。
おそらく同級生だな。
派手な子達だなぁ。スカートも短いし化粧も可愛いし、
私に妬むところなんて一切なくない？私が嫉妬したいぐらいなんだけど。
なんで嫌がらせなんかしたんだろう。
颯太「俺たち、この子達がAの話をしてるの聞いて注意したんだけど、上手くいかなかったみたい。
ほら、謝って。」
女子生徒「...別に、私たちがやったって証拠ないし。」
元木「お前らまだそんなこと言ってんの？俺たちが聞いたって言ってんの。」
女子生徒「じゃあ盗聴でもしてたわけ？音声あんの？」
＿＿＿＿檜山「音声ならあるよ。」
どこからともなく現れ、スマホをかざしながらこちらへ歩いてくる檜山くん。
そのスマホからはこの女の子たちの声が聞こえてきた。
〔昨日の図書室閉じ込め作戦、結局会長とかが助けに行ったらしいんだけど！まじで無理。〕
〔バケツの水もあの金髪イケメンに肩代わりさせるなんてあいつほんと何様なわけ？顔がいいからって調子乗りすぎ。〕
〔浮所先輩の嘘の手紙で動揺させてやろーって思ってたのに上手くいかないし、最悪。〕
檜山「ってことなんだけど。」
すごいがっつり録られてる。
浮所先輩への手紙も、今野先輩がかかったバケツの水も、
極め付きには図書室に海琉くんを巻き込んで閉じ込めたことも、
全部この人たちのせいだったんだ。
檜山くんは私の顔を見ると、ぎょっとした顔をした。
多分それは私の顔がニヤけているからだろう。
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ゴンザレス(プロフ) - あずきさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです♡♡♡ (3月25日 22時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
あずき - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください^.".^!♡ (3月20日 20時) (レス) @page25 id: 0b4479c19f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2024年3月14日 8時
