救世主爆誕 ページ26
ポケットを漁っていると飴が2つ出てきたので海琉くんにおすそ分けをして、椅子に座りながら雑談をしている。
『じゃあここで放課後よく寝てるんだ。』
海琉「はい。鍵もってるの生徒だと俺だけなんで。でも基本的に図書室は鍵空いてますね。
あ、塩崎先輩もいつでも来ていいですよ。」
『え!?いいの!やったー!』
私が喜ぶと、海琉くんは「大袈裟だなぁ」と言って笑った。
顔は暗くてあんまり見えてないけど。
海琉くんは図書当番をいい事に、 ここをよく寝床として使っていて、いつもなら下校のチャイムで起きるのだが今日は珍しく起きれなかったらしい。
しかも起きれなかったとしても、いつもは開いている扉の鍵も今日は閉まっている。
海琉「基本的に図書室は鍵空いてるんで、持ち物全部教室なんですよ。だからおかしいんですよね、今日。」
私の周りで怪奇現象が起きすぎてない?
どうしよう。
お腹すいたなぁ。また眠くなってきたし。
海琉くんも眠そうに目をこすってる。
『海琉くん、寝ていいよ。多分誰も来ないし。』
海琉「んー、じゃあお言葉に甘えて。塩崎先輩も寝ていいですからね。」
『はいはい。』
途端にスヤスヤと聞こえ出した寝息。
私も海琉くんもだけど、こんな状況で冷静にいられるってなかなかの強者じゃない?
このまま助けがこなかったら、朝までこのままなのかな。
ちょっと耐えられないかも。肌寒いし、暗いし。
...お化けが、出てきそうだし。
こんな感じだけど、私一応怖がりだからね!?
海琉くんには先輩風吹かせて「寝ていいよ」なんて言ったけど、本当は1人で起きてるの怖いからね!?
すると、扉の方からガチャガチャと音がした。
え、待って。誰。
怖い怖い怖い。こんな時間だしもう皆とっくに下校してるはずだよね?
『か、かいるく、』
彼を呼ぼうとした時、扉が勢いよく音を立てて開いた。
那須「あ、いた。よかったぁー。」
涼「A、大丈夫?」
瑞稀「バカ!お前めちゃくちゃ心配したんだぞ?」
深田「A!海琉ももしかして一緒!?」
情報量が多いけど、
みんなの声が聞こえてとってもホッとした。
276人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゴンザレス(プロフ) - あずきさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです♡♡♡ (3月25日 22時) (レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
あずき - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください^.".^!♡ (3月20日 20時) (レス) @page25 id: 0b4479c19f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゴンザレス | 作成日時:2024年3月14日 8時