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＿＿＿＿「あの、あの！！」
『うぇ！？』
体を叩かれ、飛び起きる。
私の目の前に広がるのは星が綺麗に見える夜空。
やっぱり寝ちゃったのか。
起こしてくれたのは、1年生の男の子。
私が寝てる間にこの子も図書室に来たのかな。気づかなかった。
でも様子がおかしい。泣きそうな顔してる。
『わ、ごめんね。声大きかったからビックリしたよね。』
「いや、あの。鍵、閉められちゃったみたいで。」
え？
鍵？
そんな時間なの？
スマホの画面に照らし出される時間を見たけど、まだ19時前。
完全施錠は19時半じゃなかったっけ。
すると、私のスマホは急に真っ黒になって電源を落としてしまった。そういえば朝に充電するの忘れたんだった。
『連絡ってできる？今私充電切れちゃって。』
「俺もスマホも鍵も教室にあって...。」
ま、じ、か。
これがまさに袋のネズミだ。
使い方合ってるかな？
『とりあえず誰か呼んでみよ！』
自分の出せる最大の声を出してみたけど、人が来る気配はなさそう。
なんでこんなことになってるんだろ。
「すみません。俺も寝てて...。
俺がもっと早く起こしていたら...。」
『違う違う！お互い様だって！』
しゅん、と落ち込んだ様子の彼を必死に励ます。
2人とも寝てて閉じ込められてんの、考えたらなかなか面白いな。
大光と猪狩に話したら爆笑されそう。
『ま、気長に待とーよ！私塩崎Aです！』
海琉「もしかして、生徒会に新しく入った人ですか？
田村海琉って言います。図書委員です。」
『え！？生徒会の子！？でも定例会いなかったよね？』
海琉「基本的に図書委員は参加しないんです。笑
いてもあんま意味ないんで。」
たしかに、図書の話なんて一切しないもんな。
海琉くん。珍しい名前。
ひょろっとした体と細い腕。ちゃんと食べてるのか心配になる。
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ゴンザレス(プロフ) - あずきさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです♡♡♡ (3月25日 22時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
あずき - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください^.".^!♡ (3月20日 20時) (レス) @page25 id: 0b4479c19f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2024年3月14日 8時
