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このまま回っていると日が暮れてしまうので、嶺亜とは二手に別れることにした。
嶺亜はテニス部とサッカー部、私が家庭科部と美術部を訪問することになった。
『こんにちはー。生徒会ですー。』
藤井「あ！Aちゃん！もしかして橋本くんに用事？」
まずは家庭科部。
『あ、いえ。部費とか材料の追加って何か入りますか？』
涼「なぁくーん！ミキサー古いからこの機会に買い替えちゃお。」
遠くから涼くんの声が聞こえて、見ると手際よく手動で生クリームをかき混ぜている。
その横で作間くんも何かの生地をこねてるし。
藤井「今ねーシュークリーム作ってんの！
第1弾作り終わってるから食べる？」
『え！いいんすか！！』
藤井「さくちゃん、1個食べさしてあげて！」
生地をこねていた作間くんが手を止めて、冷蔵庫へと向かった。
取り出されたシュークリームはお店みたいな形と色をしていた。
やべ、思わずヨダレが。
作間くんが1つを私の口に近づけてきた。
あ、手渡しじゃないのね。
大きく口を開けるとゆっくりと口の中に入れられて、クリームが溢れないように手で押さえる。
生地もふわふわだし、口の中でカスタードとホイップがとろける。
こんなの無料で食べちゃっていいの！？
もぐもぐと口を動かしている私を見て、作間くんは楽しそうに微笑んでいる。
『めっちゃ美味しい。天才？』
作間「大袈裟。笑」
すると、藤井先輩の可愛い笑い声が聞こえてそちらを向くと、涼くんもまるで私たちに子供を見るような視線を送っていた。
藤井「食べさしてあげてって言ったけど、まさか"あーん"をするとは。笑」
涼「さくちゃんこういうとこあるよねー。」
作間「うわ、早く言ってよ！」
ごめんね、と謝る作間くんは頬がちょっぴり赤かった。
まあ私も少しビックリしたけど。
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ゴンザレス(プロフ) - あずきさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです♡♡♡ (3月25日 22時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
あずき - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください^.".^!♡ (3月20日 20時) (レス) @page25 id: 0b4479c19f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2024年3月14日 8時
