背伸びと湧�� ページ24
『わ、湧。ちがうの、これね、あのぉ、間違って買っちゃってね。』
絶対笑う。
こんな自分らしくないもの買って、背伸びしようとした私を。
けれどいつまで経っても、いつもの明るい笑い声は聞こえてこなくて、恐る恐る湧の方を見ると目を丸くしたかと思えば、サッと脱衣所を去っていった。
え、え、と混乱していると、また湧は脱衣所に戻ってきた。
着ていたスカジャンを脱いできたらしい。
すると、私の方へゆっくりと近づいてくる。
湧「これ、誰にみせよーと思ったの？」
私の目の前で止まって、人差し指でスーッと私の谷間をなぞる湧。
冷たい指がこしょばい。
『わ、湧しかいないから。』
湧「だよなー。笑」
ニヤニヤしながら私の顔を見る湧。
絶対今変なこと考えてる。
『っ、もういい？着替えたいから出てって！』
湧「えー？着替えんの？可愛いのに。」
そんなこと言われたら着替えられなくなるじゃん。
すると湧は私の腰の紐に手を伸ばしてきたので、とっさに止める。
けど、私と湧の力の差は歴然。
『ねぇやだ！やめて！！』
湧「じゃあほんとにやめていーのね？笑」
意地悪そうに笑いながら、答えを私に委ねてくる。
湧の熱い視線と絡まる。
もう私たちの雰囲気はそういうものに変わっていた。
湧の手を抑えていた手の力を抜くと、湧は満足気に笑って、
湧「はい、よく出来ました。」
って言いながら紐をスルスルとスムーズに外した。
こんな気持ちにさせたんだから、責任取ってよね。
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ゴンザレス(プロフ) - kさん» ありがとうございます。参考にさせていただきます。 (2月5日 7時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - どのお話もキュンとして楽しませてもらってます！もし可能なら、好きな子の前では男らしい青木君や、デレる織山君なんかも見てみたいです(^^) (2月2日 8時) (レス) id: 68c9e992fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2024年2月1日 8時
