同僚の深田 ページ41
やばいやばい。
そう廊下を駆け足で走っていた。
私の腕の中にはたくさんの資料。
絶対この企画書を通してやる。
「うおっ。なんだAじゃん。」
『...深田。』
目の前に急に現れたのは、私の同僚の深田竜生。
彼のことはこの会社の中では、知っている方だと思う。
なぜなら、私たちは高校時代、彼が生徒会長、私が副会長であったから。
大学はお互い違うところだったが、なぜか勤め先でまた一緒になるという、なんともミラクルなことが起きたのだ。
「なにその資料。もしかして企画？」
深田が疑問そうにとった資料を、勢いよく奪い取る。
こいつにだけは、必死だって思われたくない。
『うん。じゃあ急いでるから。』
そう告げて、足早にその場を去る。
彼とは部署は違うけれど、こうやって会うことはよくある。
でも、仲がいい訳ではなく、
私は勝手に彼のことはライバル視している。
まあその理由は、恥ずかしながら嫉妬でもあるだろうが。
彼は私よりもリーダーシップがあって、色んな人を惹きつける能力を持っている。
対極に、私はただ仕事をこなすだけの真面目なやつ。
そう思われたっていい、誰よりもデキル奴になってやる。
その一心で私はいる。
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ゴンザレス(プロフ) - 優花さん» 感想とリクエスト、ありがとうございます。参考にさせていただきます。 (1月31日 18時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - いつもキュンキュンしながらお話見てます🥺🩷リクエストなのですが年下彼氏の檜山くんを見たいな〜って思ってました…！！ (1月31日 10時) (レス) id: 72465717e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2023年12月23日 22時
