内村颯太と家庭教師�� ページ3
そーたくんは、驚きを隠せない表情をしたあと、手で顔を覆い、消え入りそうな声で「まじかぁ」と言った。
そーたくんのそんな声は聞いたことなくて、少しおかしかった。
やっぱりわたしじゃ、つりあえないのかな。
けど、後悔はしていない。むしろスッキリした。
長年こじらせていた気持ちをやっと断ち切れるのだから。
『ごめんね、急にびっくりしたよね。これで諦められるから。そーたくんにはもう、迷惑かけないから。』
そう言葉にしてみると、案外辛くて、思わず俯く。
すると、頬にそーたくんの冷たい手が触れた。
そーたくんの顔を見ると、真剣な眼差しで、私のことを見つめている。
「俺もねぇ、Aちゃんのこと、好きだよ。」
『...え？』
理解が追いつかない。
違う、きっと、そーたくんの好きは、そういう好きじゃない。
自惚れたら、だめ。
『わ、私の好きと、そーたくんの好きは、きっと違うよ。』
「んーん、違わないよ。」
頬にあったそーたくんの手が、私の手を握った。
そして、優しく手の甲に口付けした。
顔を上げたそーたくんは、愛しそうに私を見つめていた。
今は頭痛なんて気にしないほどに、わたしの心臓が大きく脈を打っている。
そーたくんも同じ気持ちなんて、嘘みたい。
「んふふ、Aちゃん、顔さっきより赤くなってる。」
『そーたくんも赤いよ。』
そう笑い合いながら、私たちはそっと優しくお互いの唇に、口付けをかわした。
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ゴンザレス(プロフ) - 優花さん» 感想とリクエスト、ありがとうございます。参考にさせていただきます。 (1月31日 18時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - いつもキュンキュンしながらお話見てます🥺🩷リクエストなのですが年下彼氏の檜山くんを見たいな〜って思ってました…！！ (1月31日 10時) (レス) id: 72465717e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2023年12月23日 22時
