後輩の黒田�� ページ13
黒田はモテて、人懐っこくて、要領が良くて、
わたしとは正反対で。
なんでわたしなんかに絡んでくるんだろう、って思ってて。
けどそんな答え、私の中では出てた。
自惚れてると思われていい。昔から勘だけは良かった。
私も、黒田のことは好きだ。
でも、黒田は絶対私のことなんてすぐ飽きるし、周りに私以上に可愛い子なんて山ほどいる。
だから、ここで私たちが付き合うなんてことになったら終わりが来てしまう。
だったら、付き合わず、ずっとこのままの関係でいたい。
そう願っていたから。私は口にしなかった。
「せんぱい？俺、せんぱいのこと好きなんだよ。」
黒田の切ない顔が私の顔をのぞき込む。
私も好きだよ。
無責任に言えればいいのに。
「やっぱり俺はタダの後輩？」
『ちが、う。』
黒田の顔を見ると、満足気に笑っていて。
ゆっくりと黒田の胸の中に抱きしめられる。
その温かみが、なんだか嬉しくて、ホッとして。
思わず涙がこぼれた。
「せんぱいはなんにも気づかなくていいし、気にしなくていいよ。年の差とか、別れとか。心理学専攻してるせんぱいのことだから、そんなこと考えてたんでしょ？」
なんでお見通しなのよ。
ぎゅーっと黒田の服を掴むと、それに応えるように黒田は背中をポンポンと叩いた。
『私も、黒田のこと、好きだよ。』
「えー笑？ ほんとにー？」
黒田から一旦離れると、次は頭を引き寄せられて、深いキスを落とされた。
黒田のキスは、甘くて、頭がそれでいっぱいになるような、まるでお酒のようなものだった。
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ゴンザレス(プロフ) - 優花さん» 感想とリクエスト、ありがとうございます。参考にさせていただきます。 (1月31日 18時) (
レス) id: b2056e73ae (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - いつもキュンキュンしながらお話見てます🥺🩷リクエストなのですが年下彼氏の檜山くんを見たいな〜って思ってました…！！ (1月31日 10時) (レス) id: 72465717e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザレス | 作成日時：2023年12月23日 22時
