Some people are worth melting for.

16 ページ17

亜嵐side

酔ってる(名前)を見るのは久しぶりだった。

やっぱり何かあったんだなって。


だってさ


あ「……家帰りたくない。」

「亜嵐くんの家いく。」


なんて、普通の(名前)じゃ言わないよ。


それにさ、好きな子が家行きたい。って言ってきて断れる訳ないじゃんね。



俺の家ついて、フラフラの足でソファにダイブした(名前)

その反動でスカート少しめくれちゃってるし。



……頑張れ、俺の理性。



亜「(名前)…スカートめくれてるよ」


あ「うんー。」



聞いてないな、これ。





.





あ「ねぇ、亜嵐くん」



「なんで、欲しいものは手に入らないんだろうね。」

「心の底から欲しいって思ってるのに手に入らないの。」

「近づいてなんかない。」

「遠くなってるんだよ。」




「ねぇ、亜嵐くん」

「なんでなんだろうね？」




.





.





午前2時。

1人で呑みながら考えてた。


なんで(名前)はあんな事いったんだろう。

欲しいもの＝玲於

だよね。



……(名前)、すっごい儚い顔で笑ってた。

消えちゃうんじゃないかってくらい。




もうさ。



俺のところにこればいいのに。

.

17→←作者

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す