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うに×トレイ ページ8

次の日の放課後、約束通りに食堂へ向かう。

「Aいつもありがとうな。……今日は他の人はいないんだな」

「はい、二人とも部活で……グリムは……多分完成した頃には……」

「そうか、じゃあ早速はじめるか」

「はい」

いつも通りにケーキ作りの手伝いをする。

「手際良くなったよな」

と、すぐ後ろからのぞきこまれる。

ち、近いっ……心臓の音がうるさくて、聞こえていないか心配になる。

てかこれチャンスでは?後ろ向いてキスして告白のパターンでは???

くるっと後ろを向き目が合う

「せ、先輩の手伝いしてますからね!」

「そうだな、結構手伝わせてるからな」

ははっと手を頭にやりながら笑う。

無理だ……私にそんな勇気は無かった……。

「よし、これで完成っと……後は片付けて……」

「味見、ですよね!」

「好きだなー、ほんとに」

「だって先輩の作るケーキ最高ですもん!」

「そう言ってくれると作りがいがあるな」

あぁ……そろそろグリムが来ちゃう……早く……言わないと……

「なあA、ずっと隠してたんだけどもう我慢できないわ」

そう思っているとフワッと先輩の匂いに包まれる。

「へっ!?せ、先輩!?」

「Aが好きだ。異性として」

あまりに突然の出来事で頭が真っ白になる。

「わわ、私もずっと先輩のことが好きでした……」

「そうか……まあそれはちょっとだけわかってたんだけどな」

そう言って私を離す。

「ええええ!?恥ずかしい!」

「んで?さっき俺に何しようとしてたんだ?」

いじわるに聞いてくる先輩。

完全に読まれてる……

「な、なんのことですか!?」

「ははは、冗談だよ」

そう言ってから優しくキスされる。

「……!?」

「お、みんな来たみたいだぞ?その顔でバレなきゃいいな」

「せ、先輩って意外にドSですか!?」

「どうだろうな?」

そ、そんな先輩もかっこいいけど!!

私だって振り回されない女になってやる!

そう決めた。

fin.

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作品ジャンル:恋愛
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名無し59617号(プロフ) - 星猫さん» アニメ少ししか知らなくてすみません。HQ、カゲプロ、鬼滅、あんスタなどです (2020年9月29日 7時) (レス) id: 89b764f427 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2020年9月28日 23時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃいてぃー | 作成日時:2020年9月23日 21時

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