呪術師とソナーマン【Dr.STONE×呪術廻戦】

14話 思い ページ14

※作者の英語力が尽きたので、ほぼ日本語で書きますが、前話同様、英語で喋ってます。

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羽京さんが、偽リリアンと喋っている。いや、声を聞いている…と言った方が正しい。





羽「すごいね。本当にリリアンだ。普通だったら僕の負けだったかも。」




さすがに気づくか。羽京さんなら。





羽「However, there is no subtle fluctuation of voice after people sing enthusiastically．(でも、人が熱唱した後の微妙な声の揺らぎがない。)」





わお、そこで判断するんだ。すご…。






羽「It may not be reproducible for those who cannot sing，Gen．(そこは歌えない人には再現不可能かもね、ゲン。)」





そう言って、羽京さんは自身の目で見た極秘ミッションについて話し出した。




杠が、服を縫ってくる事を口実に、司くんが破壊した石像をくっつけて治していること。




それは紛れもない事実だったらしい。






羽「信じ難い話だけど、僕の予想が正しければね…。…狂気だ。君たちはこんな世界になってなお、全人類を救おうとしてる。」






杠がそんなことを…。粉々の石像元に戻すなんてチートじゃんか。

…すごすぎる。






千「粉々にした石像も、断面が風化しちまう前に立体パズルみたいに組み立てときゃ、助かるかもしんねぇ。正解100億点だ羽京。

だったらどうする？司先生に言いつけっか？」





立体パズルって…そんなレベルじゃないでしょ…。




羽「いや、僕も探り探りなんだ。君たちがどういう人間か。

僕はね千空、条件によっては君たちに付いてもいいと思ってる。」




条件…。





千「探り合いは時間の無駄だ。で？なんだ条件ってのは。」





ド直球に。
ゲンが後ろからめっちゃ頭抱えてそうな声出してる。

まあ確かに、メンタリストとしてはこの交渉にはツッコミどころが多いかも。



で、肝心の条件は…。





羽「…誰も死なないこと。」





だよね。羽京さんならそう言うと思った。




千「くくっ、イマイチ腹読み切れねぇな羽京、テメェは。超絶お優しい理想家か、それとも…」

羽「理想家？どころか僕は、一番の卑怯者だよ。

初めて司が石像を破壊するのを見た時、僕はただ悲しかった。なぜ、どうしてって。」





羽京さんは、この前のように涙ぐんで話していた。


そして最後にはまた、





羽「でも、僕はただ、目の前の誰にも死んで欲しくないだけなんだ。」



と。

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