【小説版】戦争高等学校 (ページ10)

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10戦目、鳥谷(眞優希) ページ10

「《皆様ごきげんよう。紫蝶こと天羽よ。学園生活をいかがお過ごしかしら？》」

校内に響く声。

「理事長の狗か...」

「《今度＿＿＿とあるｹﾞｰﾑをやってもらおうと思ってるの。》」

ゲーム...？
何のために。めんどくせぇ...

「《ﾁｰﾑ分けはもちろん白と黒。ｹﾞｰﾑ内容はまた後日。それでは皆様の幸福を願って。》」

「内容はまた...って...
理事長の狗のあの女...何考えてやがる」

「眞優希、口調」

「んー...
しばらくスイッチ入ったまんま過ごすわ。
理事長とあの狗が何考えてるかわかんねぇし...」

白木「ゲーム...か」

「あ、白木もう道徳終わるから東京行こうぜ」

「眞優希、なんで敵の首都に行くの？」

「なんなら渚も来るか？
今なら面白い東京が見れるぜ？」

「...行く」

「おーけー。白木も行くだろ？」

白木「行くよ。
眞優希が面白いって言ってることは、
本当に何か面白い事があるからだろ？」

「じゃ、行くか」

一度別れて、
着替えなどを済ませてからまた集まった。

「よし、行くか...」

セスナに乗り、東京まで飛ぶ。
そして、数十分経ったら東京についた。

「ははっw
いい眺めだなwwwww」

辺りは砂に埋れてるビルや車。

「凄い...」

渚が呟いた。

「この戦争が始まってから地下都市を作ったらしい。今はそこにいるんだってさ。」

「な？爽快で面白いだろ？
俺たち紅葉に、
あんなことするからこうなんだよwww」

戦争が始まって日本とは好関係だった。
まあ、2年前まではな。
2年前、日本はかなり昔に三カ国同盟だった、
ドイツ、イタリアとまた手を結んだんだ。
その行為だけで伝わった。
紅葉とは敵だ...と。
そして去年、紅日戦争が起きた。
結果は日本の惨敗。
たった50人に日本は負けた。
あの時はまだこんな砂まみれじゃなかった。
こんな風になるなんて、
日本政府も思って無かったんだろうなwww

「下にも行くか？そこには日本人もいるぞ」

地下への入り口を指して俺は言った。