11…衝撃 ページ11
司side
「あーぁ、アイツしんだな」
「そんなにやばいんすか妹さんの蹴りって」
「とりあえず見たらしぬぞ」
「「「は？？」」」
「痛てぇ思いしたくねぇなら目ェ逸らしとけ」
そう言うと泰志は横向いて視界にあの二人が入らない様に手で遮ってるし、清史に至っては力一杯目を瞑ってた。
見たら死ぬとか、痛い思いとか訳分からない事がどういう意味か分からないまま、楓士雄やジャム男や中中は目を逸らすなり瞑るなりしてたし、轟一派の3人はやや首を傾げながら見守ってた。
そういう俺も、好奇心に負けてシダケンの前に立つスカジャン姿のAを見つめた。
するとそれは突然始まった。
右脚で予備動作無しで出せる最速で股間に1発いれて(見てた奴含め)激痛が。
軽くジャンプして入れ替えた左脚でシダケンの弁慶の泣き所に1発いれて隙だらけに。
脛を抱えてうずくまりかけてる所に回し蹴りで頭部に最後の1発をいれてシダケンが吹き飛んだ。
1発目の蹴りからシダケンが倒れるまで5秒もかかってないだろう。
「フゥー…………。はい、お疲れ様でした。という訳でこの人の回収お願いしますね鳳仙の皆さん」
男の急所を蹴られた瞬間を目の当たりにして苦い顔をしてる他の四天王に声をかけて、そのまま背を向けてこちらに歩き出してきたA。
その表情から感じられたのは可愛いでも綺麗といった感想ではなく、心が痺れるようなナニカ。
大きな瞳は少し伏せがちになって、少し乱れた前髪を鬱陶しそうに掻き上げて、鞄を持ってる俺の隣の清史の元に歩くその姿を、瞬きもせずただひたすらに見ていたくなった。
一目惚れって、同じ相手に2回もする事があったのか。
＿＿ああ、好きだ。
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ポウ(プロフ) - 面白くて、何度も何度も見返しちゃいました！続き待ってます！ (1月15日 16時) (
レス) id: 4b00597d9c (このIDを非表示/違反報告)
和娘米(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます！いずれ完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけたら嬉しいです！感想もありがとうございます！ (2023年2月3日 13時) (レス) id: 9f59f27616 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新はしますか？楽しみにしています(*^^*) (2023年2月3日 1時) (レス) id: 507db5b736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和娘米 | 作成日時：2022年11月28日 22時
