呪術廻戦 [短編] ３

けもの(七) ページ30

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私の彼氏は大人だ。
年齢が年上ってもあるけど雰囲気とか考えがとにかく大人。

どっかのGLG先生とは全く違う…

1つ1つの行動にいっつもドキドキさせられるのが悔しくて自分から手を繋いでみたり抱き着いてみたりしても表情1つ変えず「どうかしましたか？」と言われ結局こっちも『別に…』ってなって終わる。

正直な事言うと…七海さんは私に興味がないんじゃないかと思う。

だから今日私は勝負に出る！


七「ただいま戻りまし…」

『おかえりなさい』


今何が起きてるのか説明しますと…
任務から帰ってきた彼の前に彼のシャツを着てちょっとえちえちな下着を着てお出迎え。

もちろん白シャツなので透けてるから見えてるはず。

そして私はそのまま七海さんに近付き上目遣いをし…

『建人さん』

普段は呼ばない甘声で名前呼びをした。
なのに…


七「…はぁー。何やってるんですか」


七海さんはいつもと変わらず…いや呆れてる。
やっぱり彼からしてみたら私はまだ子供なんだ。興味がない。ただそれだけなんだ…

そう思えば何やってんだろと悲しくなり『お風呂もご飯もあるので…私は先に休ますてもらいます』と部屋に戻ろうとした


ガシッ

『？！…え？』


突然の事で驚いたが今私は腕を掴まれ壁に押し付けられてる
もちろん押し付けてきた相手は七海さんなんだけど…
雰囲気がいつもと違う…


七「私は大人です。あなたとお付き合いした以上責任があります。なので結婚するまで我慢するつもりでしたが…」


と言い自身のネクタイを解き眼鏡を外した。
その時見えた瞳は一生忘れないであろう獣のようだった。


『な…七海さん…？』

七「大人を煽るとどうなるか教えてあげます。安心してください、もしもの時は責任を取ります。なので黙って私に抱かれてください。」



その日私はベッドで本物の獣を知る。


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