呪術廻戦 [短編] ３

おだんご(悟) ページ2

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夏「…はい出来たよ」

『わぁ〜！ありがとう傑！どう？似合ってる？？』

夏「あぁとっても」

ガラガラ…

悟「おーい。二人で何して…え？」

夏「おはよう悟り今日は遅刻しなかったんだね」

『悟おはよー！見て〜傑とお揃い！』


と傑の隣に並ぶA
二人は同じ髪型をしていた


悟「…なにそれ」

『自分で上手に出来なかったから傑にしてもらったの！』

夏「ふふAはどんな髪型でも似合うね」


とAの頬を撫でる傑。その行為にニコニコ笑うA
モヤッとした。


悟「……」

『…悟？どうかした？』

悟「…似合ってない」

『！…』

夏「おい悟そんな風に言う事ないだろう？A気にする事ないよ？悟は嫉妬してるんだ」

悟「はぁ？！ししししし、嫉妬なんかしてねーから！！」

夏「わかりやすいね」

『はぁー…悟が喜ぶと思ったのに』

悟「？なんでだよ」

俺が喜ぶ？
傑と同じ髪型にしてるのに？

『この前私が見てた雑誌でAがやったら似合うって言ってたから…』

悟「…はぁぁぁぁぁぁ」

と盛大にため息をついてその場にしゃがみ込んだ
それを見て心配になるAにニタニタと笑う傑
傑お前だけは許さん。

そうだったわ。
こいつってこーゆー何気ない会話を覚えてるやつだったわ。
そんな所にも惹かれたんだっけか。


『悟？大丈夫？？』


そうそう。あとこれな。
たかがため息一つだけでこんなに心配してくれてるところとか。


悟「…だめかも」

『えっ？！どっか痛い？！』

クシャ

『うへ…？』

俺は立ち上がりAの前髪を優しく撫でた


悟「お前可愛すぎ」


それだけ言って立ち去った悟の耳も
その場に残され状況に気付いたAの耳も
真っ赤だった。


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