夢ひとつ、恋ひとつ 【青】【短編】

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Aside


好きな人の前で可愛くなりたい。

でも

『あ、このファンデすぐおちるっ…』

試行錯誤が苦手です。

しかも、汗をかいた時にどれくらいおちているかを確認しなきゃいけないから、ずっと運動してる。

と、言うことで

『さとみくぅん…教えて…』

女子力高そう(偏見？)なさとみくんに聞いてみることにした。

さ｢なんで俺なんだよw｣

『女子力高そうだから(？)』

さ｢褒められてるのか…？｣

『(多分)そう。』

褒めてないよ←

貶してもないけど←

さ｢まぁならいいわ。
　まず、どんな化粧品試したか教えろ。｣

『なんで命令口調なの』

さ｢なんとなく｣

ちょっと王様みたいでカッコイイかも。

って思う私は末期かな…

これじゃ、誰でもかっこいいっていう軽い女みたいになるじゃん。

『これと、これと…(以下略)』

さ｢A…人気な商品しか試してねぇじゃんかw｣

『え？そーだよ。』

さ｢そもそも人気な商品がお前に合うとは限らないから色んなのを試す｣

『おー、なるほど』

さ｢あと、すぐおちるって言ってるけどそれは、Aの技術が足りないってのもあるんよ。｣

え、貶された？←

さ｢そもそも何目的でメイク変えようとしてんだ？｣

え、可愛くなりたいから。

なんて言えないんだけど。

『…ダイエットのために走ろうと思ってるんだけど、そのときにすぐおちるから…』

めっちゃ事実

さ｢あーね
てか、運動するときにメイク必要？｣

ギクッ

『い、いやぁ…友達とだからさぁ？メイクしないでバカにされたら嫌だしなぁっておもって(図星)』

さ｢ふーん…｣

気づいていないのか、気づいたけど気づいてないふりしてるのか…

さ｢まぁ、知らんけど取り敢えず俺についてこい！｣

『はいっ！さとみ様！』

こんなんじゃころんくんとダイエットする前に痩せちゃいそう…

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