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side Mercenary

今日の試合(ゲーム)は、聖心病院だった。俺の近くにはハンターは居ず、暗号機が密集していた。

『…取り敢えず、解読かな…』

チェイスをする必要が今のところは無いのだったら解読しよう。そう思い暗号機に向かう。

暫く解読していればゴーンゴーンと鐘の音がする。ちらりと端末を見れば、祭祀がダウンしていた。
…今日のハンターは初マッチングの音楽家だ…どんな能力があるか分からない…迂闊には行動出来ないな…

なんて思っていればトレイシーの人形が助けに入ったようだ。
安心して解読を続ければ、再び鐘の音が鳴った

『は?…強くないか…?』

困惑気味に声を出せば救出に向かうべく走り出す。それはイライも同じなのかフクロウを飛ばす準備をする。

2人で向かえば、どちらかは邪魔になる。
なんて考え、俺はゲート近くの暗号機を探す。寸止めにしておけば中治りを発動することが出来る。

「自分、救助終わったら小屋の方に向かいますね。解読、お願いします!」

イライが気を使い逃げる方向まで教えてくれた。了承の意味を込め頷けばイライは駆け出した。

『…さてと、ここは終わったし…次だな』

残りの暗号機は寸止めにしたものを含め2つだ。
もう1つを探しに隠れながら走っていれば本日3度目の端末の震えを感じた。イライが叩かれたようだ。

《動かないで!手伝うよ!》

なんてチャットを送っても、イライは

《早く逃げて!》

と逃がす気だ。地下のロケットチェアに座らせられれば、ここから向かっても助けられない…ならばここの暗号機を終わらせ、ハッチを探しつつ寸止めにしたものの所へ行こう。

そう思い、暗号機に集中すればハンターが近づいてきた時特有の心音がする。
後もう少し、だったら解読を済ませよう。
そう思った刹那後ろから

「やァ…傭兵くん。調子はどう?」

なんて、勝利を確信した…少し嬉しそうな声が聞こえた。

逃げなければ、本能が警報を出しているのを感じながら踵を返す

“このハンターなら、話が通じるのではないか”

突如、こんな考えが思い浮かんだ。
自分でもどうしてかは分からなかったが

『…話を、しないか?』

と声を掛けた。
目の前の彼は目を軽く見開いた後、微笑みながら頷いた

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らんぜ - 個人的に凄く好きなのでこれからも頑張って下さい!! (2020年10月26日 20時) (レス) id: 9ef57ccbaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜リサ(プロフ) - 梨穏さん» ただいまです…!待ってて頂けて嬉しいです…!!!本当にちまちまですが頑張ります! (2020年1月6日 18時) (レス) id: 2d53295c5b (このIDを非表示/違反報告)
紅桜リサ(プロフ) - めんつゆたまごチャンさん» わぁ!!!!!!!作者も同じ思考を持ちましたよ!!!( )閲覧ありがとうございます!ちまちま更新ですが是非見てやってください…! (2020年1月6日 18時) (レス) id: 2d53295c5b (このIDを非表示/違反報告)
梨穏 - わーー、お帰りです!!ずっと更新待ってました!自分のペースで頑張ってください!応援してます(*^^*) (2019年12月29日 23時) (レス) id: 000340efc7 (このIDを非表示/違反報告)
めんつゆたまごチャン(プロフ) - 凄く面白いし切ないですね…!画家でリッパー…もといジャックを思い出してしまった私は重症((更新頑張ってくださいね! (2019年8月18日 0時) (レス) id: 456520fef0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おきつね x他1人 | 作成日時:2018年12月8日 11時

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