海軍中将は隙がない。2 (ページ9)

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第39話・殺せないページ9

A『、、行きますよ。彼らの思いを無駄にしてはダメです。』

進もうとすると、、

小さなサイズのドラゴンが襲って来た。

四苦八苦していると、突然怯え逃げて行った。

向こう側から海兵達の歓喜の声が。

『たしぎ大佐！Aさん！喜んでくれ！中将が助けに来てくれたんだ！！』

な、、ヴェルゴさんが、、、

『ヴェルゴ中将、スモやん、Aさん！G－5のスリートップが揃い踏みだ！』

たしぎ『みんな、逃げて！！』

ドスッ、ドスッ、ドスッ、

指銃が海兵達を攻撃する。

A『やめ、、やめろ、、』

ポタポタとヴェルゴさんの指から血が滴る。

少しでも、、この人を信じたいと思った私がバカだった。

コイツは、、クズだ。

A『ヴェルゴ！！』

剣を出し斬りかかるが、あっさり受け止められ

ドスッ、

指銃で太ももを刺された。

A『ぅあ"っ！！』

ドサリ、
ガシャン、

膝をつき剣を取り落とす。

『コイツは偽物だ！ヴェルゴ中将の真似してんじゃねえよ！！』

違うよ、、偽物じゃない、、
元々、コイツは、、

悔しい。

悔しい。

A『やめろ、、、お前、、殺す、、絶対に、、』

立ち上がり剣を持つ。

A『ヴェルゴ！！ぅあああああああ！！』

剃で懐に入り、剣を思いっきり振る。

でも、強すぎる武装色で弾かれ、

ドスッ、
バキッ、

腹に指銃と顔に回し蹴りを喰らい、倒れ込む。

A『ガハッ、、ぐ、、』

ダメだ、、攻撃できない、、クズだと、わかっていても、、、

今までずっと一緒に仕事して、ご飯食べて、相談事だって、、、

クソッ、こんな時に情が湧くなんて、、

私はクズだ、、

たしぎさんもやられて、殺される、、

そう思った時、

『レディが俺を、、呼んでいる！！』

バキィ！

誰かがヴェルゴを吹っ飛ばした。
飛んで現れたのはサンジだった。

A『さ、サンジ、、』

サンジ『女の涙の、、落ちる音がした。』

聴力すげえな。そう呑気に思った。

また警報が鳴り響く。

もう一つのゲートが閉まり出した。

サンジ『お前ら何してる！さっさと逃げろ！また閉じ込めてあの毒ガス垂れ流す気だぞ！』

私は海兵に担がれてゲートが閉まる前に抜けた。

ゲートが閉まる直前にサンジが抜けて来た。

A『私達も急ぎましょう。子供達を助けて脱出を。』

『何処までも着いていくぜ！大佐ちゃん！中将！！』