海軍本部の開かずの間 (ページ46)

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35話・サイコーな反撃ページ46

次の日。

風が爽やかに吹く朝。

今日は私の転職の日と、ココリさんをサイコーな拷問で殺してあげる日。

仮面を取って、ありのままのココリさんをみんなに見てもらう日。

A『よし。まずはいつもの業務をこなそう。』

ただの一等兵に戻ったので、今日は訓練と書類整理。連絡が入ったら海賊捕縛に同行する。

A『フーンフーン♪』

カリカリカリ、、

万年筆を紙上で走らせながら鼻歌を口ずさむ。

『よく歌えるよな、、。悪女のくせにピンピンしやがって。』

『ココリさんに暴力振るってるクソ女のくせに。』

周りから低脳が言いそうな悪口が聞こえる。

そんなタンパク源達を脳内で追い回して殺す妄想をしながら仕事を頑張る。

ーー

お昼になった。

A『ココリさーん、少しお時間ありますかー？』

尋問部屋に行き、ココリさんに声をかける。

ココリ『はい。』

ココリさんを呼び出し、本部の1番人が来ない空き会議室に入る。

埃っぽい匂いが特徴的。

A『ココリさん、まず聞きたいのは、何故私に意味のないことをするのかということです。』

ココリ『意味がない？ああ、アレね。貴方を最低でも辞職に追い込むため。自死でもしてくれれば最高なんだけど。』

事実私は、辞職を考えている。
理由は、、特にない。飽きたからかな。

A『そうですか。理由はどうあれ、私、海軍辞めるつもりです。この仕事飽きちゃいましたし。』

ココリ『そう。嬉しい。早く辞めて、何処かで死ねよ。クソ女♡』

耳元で悪魔のように囁かれる。

A『そうですねぇ。死ぬか死なないかは私が決めるとして、私は貴方のサポートをしたいんですよ。』

ココリ『はぁ？サポート？悪女役でもやってくれるってわけ？笑っちゃう。』

嘲笑うように手で口を押さえるココリさん。

A『フフフフ、その役とやらは興味ないです。私がしたいのは、、貴方の仮面を外してあげることなんですよ。』

ココリさんの肩付近に顔を近づけ、首筋に注射器を突き立てる。

ココリ『ぅっ！！』

ドサリと倒れたココリさん。
弱すぎ。この人本当に中将？

A『私の気が済むまで、仮面を外した貴方自身を見せてください。』

眠りこけるココリさんの顔に手を滑らせ、チュッと軽くキスを落とした。
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