17話・サイコーにわかりやすい大佐 ページ27
その日、海軍本部に戻るとコビー大佐と会った。
A『コビー大佐。任務お疲れ様です。』
散々教官に叩き込まれた敬礼をしながらコビー大佐を観察する。
意外と早めに捕まえられたみたいだ。
疲れてはいなさそう。
見えてはいないけど右腕を怪我している。
コビー『ありがとうございます。Aさんも、楽しかったですか?島で何かしました?』
A『はい!トナカイを餌付けしたり、大きな男性と一緒にトマトジュース作りをしました!』
コビーとAが思い浮かべている情景はだいぶ違うだろう。
コビー『そうですか!充実していて良かったです。あの、この間の任務の事で話したい事があるので食事をしながら、、、』
A『ありがとうございます。ですがこれからやる事があるので、またの機会に。すみません。あ、これお土産です。』
平然と嘘を吐き、綺麗に包まれているリンドウの花束を渡す。
コビー『わぁ、、綺麗な花ですね!ありがとうございます。』
コビーは優しい笑顔を花に向けた。
A『リンドウの花言葉、知ってます?』
コビー『えっ、、』
A『調べてみてくださいね。それでは。』
ニコリと微笑み、深々と頭を下げて別れた。
コビー(うーん、、やっぱり食事に誘うのって難しいな。ヘルメッポさんのアドバイス通りにやったんだけど、、Aさん、周りの海兵にも人気あるからなぁ。それにしてもリンドウ、Aさんが選んでくれた花、、大事にしなきゃ。)
ちなみにAに隠れファンがいる事は本人は自覚済みである。
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リンドウの花言葉
怖い
『悲しんでいる貴方を愛する』
普通
『勝利』『正義感』
18話・サイコーな緊急事態→←16話・サイコーな遊び(修正しました)
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作者名:酸性雨の1つ | 作成日時:2023年8月21日 22時