1話・サイコーな朝 ページ3
朝10時。ベッドからのそりと起き上がる1人の
一等兵。
え?起きるのが遅いって?たくさん寝るのは悪い事じゃないよ?
まだ眠そうに目を擦る。
顔を冷たい水で洗った後、
髪を櫛でとかし、血のような真っ赤なリボンで結ぶ。
私服の中にあった制服をしっかり着こなし、制帽を深く被り、黒のサングラスをかける。
耳に丸いピアス3つとインダストリアルをつけ、黒の手袋をつける。
鏡の前でクルリと一周回り、服装を今一度確認する。
A『よし。』
次に一等兵は冷蔵庫をガサゴソと漁り、1つのおにぎりを取り出した。
モグモグモグ、、
一等兵は廊下を歩きながらおにぎりを食べている。
周りの事など気にならないのだろう。
A『うーん、、次から梅を入れてもいいかな、、』
おにぎりを頬張りながら独り言を呟く。
階段をトントンと軽やかに遊ぶ様に登り、元帥室と書かれている扉を開けた。
コンコン、ガチャリ
A『失礼します。』
手を後ろに組み、人のいい笑みを浮かべながら敬礼をする。
センゴク『おお、Aか。おかきいるか?』
こちらも心優しく食べかけのおかきの袋を出して来るセンゴク。
A『それはまたの機会に。今日の
サラッと断りを入れ、本題を聞く一等兵。
センゴク『ああ。今日はルコーラ王国の王族暗殺を目論もうとしたアサシンだ。どこかの組織に属していると考えていい。処理は任せる。尋問頼むぞ。』
簡単な書類を渡され、Aはまた敬礼をしていつもの微笑みのまま部屋を出た。
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公開可能なサイコパスの情報
・いつも微笑んでいる
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作者名:酸性雨の1つ | 作成日時:2023年8月21日 22時