11話・サイコーに面倒 ページ20
Aside
さてさて、面倒な事になって来た。
このスモーカー大佐、私の事を疑ってる。
ここは速く退散した方が良さそうだ。
A『それでは。私はコビー大佐方と合流しますので、その後の事、任せました!』
敬礼をして軍艦から陸に降り立とうとした時。
スモーカー『ホワイト・ブロウ!!』
突然攻撃をされた。
ギリギリで避け、後ろへ後退する。
A『突然何ですか?!』
目の前のスモーカー大佐はこれを避けるのか?!という様な驚いた顔をしている。
スモーカー『やはりお前、只者じゃねえな。普通の一等兵やそこら辺のヤツらは避けられない。』
普通とは?
A『そこら辺って、、前例か何かあるんですね。』
スモーカー『もう1度問う。お前は何者だ?答えろ!』
十手をビュン、と目の前で向けられる。
A『、、だから、ただの一等兵です。それに、私が誰であろうと貴方には関係のない事です。』
それはただの海兵じゃないと認めてるという事だな?
と言うスモーカー大佐。
めんどくさっ。
A『、、、、、ハァ、、』
こればっかりはポーカーフェイスも崩れるわ。
A『、、蝶舞、グラジオス。』
ただの鉄のクナイをスモーカー大佐に向かって投げる。でも毒を先に塗ってるからロギアの人でも毒だけ当たる仕組み。
スモーカー大佐は案の定、ロギアだから当たってもすり抜けると思い、避けなかった。
まあ、武器だけすり抜けるけどね。
ピチャ
と大佐の腕に毒がつく。
スモーカー『ぅっ、、まさか、毒!』
A『ここで起きた事は忘れてもらいます。バレたら私の首が飛ぶので。』
スモーカー大佐は膝から崩れ落ち、やがて眠りについた。
A『ハァ、、この人とは今後一切関わらない様にしようかな。』
レイピアをクルクルと回して戻し、船を降りた。
A『あ、すいません。スモーカー大佐が疲労で倒れてしまわれて、対応をお願いします。』
ペコリと丁寧に頭を下げる。
もちろん今のは嘘。
『スモーカー大佐が?!わかった、今すぐ行こう!』
余程大佐の事が大切なのか、部下達はバタバタと甲板に駆けて行く。
A『さ、コビー大佐達と合流しないとな。』
ルンルンと駆けて行った。
ーーーーーー
技の説明
・蝶舞、グラジオス
貴重な毒なのであまり使えない。吸っただけで眠りにつき、一部記憶障害が起こる。
53人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:酸性雨の1つ | 作成日時:2023年8月21日 22時