NEWSの愛言葉�

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*小山*

かすれた声で名前を呼ばれた気がした。


振り向くとシゲが居て、足に力が入らないのか、床に座り込んでいた。


小「シゲ、俺ら居るからね。しっかり息しよう。」


声をかけるも、目の焦点も合わないし、息もなかなか整わない。


ス「加藤さん、大丈夫ですか！」


打ち合わせが終わったのか、近くの部屋から10人近くのスタッフさんが出てきた。


皆さん心配して近寄ってきてくれるけど、シゲの呼吸はさっきより荒くなっていく。


増「楽屋いくか。俺おんぶするわ。」


手「じゃあ俺スタッフさんに中止のお願いしてくる！」


楽屋のソファーに寝かせ、呼吸の誘導をもう一度する。


加「はぁ・・・っすぅ・・ふぅ・・・」


やっと落ち着いたみたい。


手「シゲどお？水買ってきたよ！」


加「もう、平気。ごめんね。」


そう言って笑うシゲだけど、顔が引きつって笑えてないよ。


どれだけシゲの近くに居ると思ってんの。


小「急に過呼吸になるから、びっくりしたんだよ？どうした〜？」


背もたれのほうを向いているシゲをこちら側に向かせて、出来る限り優しい声で聞いてみた。


加「へーきだよ。うん、全然平気。」


そういってまた後ろを向いて、過呼吸の疲れからか寝てしまった。

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