金髪でピアスの君。

13限目 ページ13

その日の夜









重岡くんからLINEがきた。









これ、神ちゃんのやから追加よろしくー









そこには、神山くんのLINEが添付されてた。









これ、追加していいのかな






でも、さすがに向こうにも話いってるよな…









急にLINE渡されたって、どーすればいいの！







重岡くんって本当に勢いがいいっていうか、









重岡くんにはテキトーに、りょーかい！のスタンプを送って、









問題は神山くんだよな…









でも、無視は失礼だよね！うん、そうだ！







もう追加しちゃえ、









追加ボタンを押すと、Kamiyama Tomohiro

っていう名前と


重岡くんと2人で山に向かって叫んでる後ろ姿のアイコンが出てきた。









「かわいいな。笑」









「本当に仲良しなんだ」









まぁ、いつかLINEできたらいいな。

と思ってお風呂へ向かった。









お風呂から出て、スマホをのぞいてみると






Kamiyama Tomohiro追加ありがとう!
Kamiyama Tomohiroしげからもらいました
Kamiyama Tomohiro勝手にごめんな









え⁈まって⁈





神山くんからLINE来てるじゃん！






いつか、が早すぎるって









A追加しました!
A全然大丈夫だよ!
Aよろしくね^_^






すごい、





私が神山くんとLINEしている。









この前まで見てるだけの存在だったのにな…









ほんと出会いは突然にって感じ









そのあと、神山くんからは

よろしくな！

という返事が来て、わたしはわりとかわいい方のスタンプで おやすみ と送った。









持ってるスタンプがおもしろ系だけじゃなくてよかったぁ





って心の底から思った日だった。









今日はいろんなことがあったな。









神山くんにまつわる日だった。









むこうが嫌じゃなかったらもっと仲良くなりたいなと思っている自分がいる。









私はいい恋愛の経験がないから、仲良くなって好きになって、また傷つきたくないっていう気持ちがある。









たから、神山くんと仲良くするのも少し怖い気がする。









まぁ、少し話すくらいならまだいいよね。

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