金髪でピアスの君。 (ページ1)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,229 hit

1限目ページ1

ここは、大阪

そして、わたしはここにある大学を選んだ。

地元である神奈川を出て、一人暮らしをしながら、夢である写真家になるために。

そうは言っても、簡単になれないことはわかってますとも。
だから、まずは大学生活を楽しむしかない！！

入学して、2ヶ月。

友達はなんとか何人かできた。

その子たちに、関西での生活を色々な面で支えてもらってるし、楽しんでる！

さぁーて！今日も学校だ！はりきって行こう！

なぁーんて、なかなか思えませんよね？

だって、今日は月曜日よりも辛い火曜日だから。

火曜日は、月曜日よりも時間割が多いし、朝も早いし、帰りも遅い、

すでに泣きたい…

あーあー、何かいいことはないのかな

そんなことを考えながらベットから体を起こす毎日。

目を覚まして、こうやって1日、いや、これからの心配をしながら頭を覚醒させていく。

「さてと、そろそろ動きますかー」

だるい体を起こしながら、最近梅雨のせいでじめじめしてる家を出る準備をする。

まぁ、家を出たところで、外もじめじめしてるんですけどね。

食べかけのコーンフレークを器にとって、牛乳を入れて、昨日買っておいたバナナもちぎって入れてみる。

大したことない朝ごはんを食べて、歯磨きをして、顔を洗ってメイクをする。

誰に会うわけでもないのに、メイクをするのは面倒だけど、メイクをすると、さっきまでぼやーっとしてた意識がはっきりしてくる気がする。

友達に、顔がくらいから笑顔の練習をしなさいって言われて、ちょっとは気にしてるから、鏡の前でうまくもない笑顔をしてみた。

ニコッ

「なにしてんだか…」

「今日は何かいいことあるといいなぁ」

髪の毛を整えて、服を着替えて家を出る。

「いってきまぁーす」

1週間で、1番辛い火曜日の始まり。