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夕方、キッドが持ち出したと言われた「ひまわり」を手に入れ、テーブルに置かれ調べられている。
あの後無事に園子やコナン君とも会うことが出来たが、工藤君とは会うことはなかった。
せっかく来たんだから蘭にも少しくらい会ってあげても良いのに……。
そして話題はやはりキッドのことで
「だが、なぜキッドはあのビルに「ひまわり」を置いていったんだ?」
「2枚目の「ひまわり」は98×69センチと思いのほか大きい……ハンググライダーで逃げるには空気抵抗が大きすぎたんだろう」
「ほとぼりが冷めてから回収に来るつもりがらコワッパに見られていた……」
アメリカ市警のチャーリーさん、次郎吉おじさんの考えをコナン君が遮る。
「あれは僕が見つけたんじゃないよ。新一兄ちゃんがキッドを追ってる時に隠すのを見たんだって!」
『工藤君は?じゃあ今はどこにいるの?』
「え」
その瞬間コナン君は固まっていた。
だってキッドがいるって走って行っちゃったよね。
その時、工藤君もコナン君と一緒にキッドを追っていたってこと?
そんなこと……ありえるの……?
ただでさえ園子もなんとか助かったのに……。
「キッドが現れた時に必ずいないなんて……
まるであの少年が怪盗キッド……」
「その可能性はないと思いますよ……」
チャーリーさんの言葉を被せるように蘭は携帯を見つめながら呟いた。
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作者名:星 x他1人 | 作成日時:2024年1月31日 23時