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快斗side
『……(よし、誰もいねぇな)』
俺は人目を避けては貨物室に侵入し固定をされている「ひまわり」を見つけた。
しかし1部のベルトが外れており原因を探す。
『どういうことだ……』
考えている間もなかった。
突如、機体から爆発音が鳴り激しい振動が伝わってきた。
『……(やっべ!)』
その衝撃のせいか1枚の絵画が勢いよく飛ばされていく。
爆発によって飛ばされた「ひまわり」の絵画に俺は手を伸ばし握りしめた。
なんとしても「ひまわり」だけは守らねーと……!
掴んだと同時に俺は羽を広げて工藤新一からキッドの姿を現した。
⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·
《きゃあっ!!》
「園子!?大丈夫!?」
『蘭?!』
電話越しからでも聞こえてきた。
私と小五郎さんが駆け寄ると、蘭は不安そうな顔を浮かべている。
「それが、悲鳴が聞こえた直後、ものすごい音がして…」
「まさかキッドか!?」
《き、キッド様〜!?》
「キッドだと!?やつが現れたのか!?」
園子の声に反応したのは中森警部。
辺りは騒然としていて警察が慌てている様子だ。
「園子!返事して!」
『……っ……(お願い、2人とも無事でいて)』
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作者名:星 x他1人 | 作成日時:2024年1月31日 23時