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ある日事件が起こった
『げほっ…』
紗 「大丈夫?風邪?」
何か引っかかる感じ。
『御免、ちょっとトイレ』
『げほっ…』
血…?もしかして前のあの怪我で…?
『違…』
そこで意識は途切れた
_________________________
『んん…』
真っ白い天井… ゆっくり身体を起こすと手を繋いで寝てる紗蘭が居た
『紗…蘭…?』
紗 「んん…。A…?」
『何があったの …って。』
紗 「御腹…。何で言わなかったの?御腹の、その傷で働き過ぎて血が危ない状態だったんだよ?ねえ。」
『紗蘭…御免ね。心配かけたくなかった。でも、大丈夫…だよ?』
作り笑いをしてみるけど
紗 「無理して笑うなら泣いてよ。ねえ。強がんないでよ。今すぐぎゅうしたいけどだめだから我慢するけど…何かあったの?話してみてよ。」
『うん。』
『実は、前に来ていたあの女性が岩ちゃんのペンだったらしくてそれで何処から情報回ったのか分かんないけど“私の岩ちゃん取らないで”って言われたの。だから、言えなくて距離取ろうかな…って』
紗 「そっ…か。 Aは辛くない?離れても」
『辛いよ…でもそうしなきゃ皆危ないでしょ?だから距離取るしかないんだよ。』
ただ下を向くことしか出来なかった
看 「そろそろ、面会終了です〜」
紗 「はあい! じゃあ、また明日来るからおやすみ。」
『おやすみ…』
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貴 “ あ、もしもし? ”
? “ 珍しいね 。 如何した ”
貴 “明後日位会えない?”
? “明後日退院?”
貴 “うん… 会おう?”
? “分かった。迎えに来るよ。準備出来次第電話宜しく”
これで傷付かなくても良いでしょ?剛典 …
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作者名:Omotimoti | 作成日時:2018年1月14日 13時