#5 ジェヒョンさんち再び その５ ページ5
…ちょっと何で⁉
どうして⁉…
軽くパニクる私を尻目に
ユンオさんはモチモチほっぺにエクボを浮かべ
「こっちこそ訊きたいんだけど
どうしてソラはこういう時
いつも部屋を真っ暗にしたがるの?」
って
首を傾げて可愛く言った
…え
だって…
口ごもる私に
「だってじゃないでしょ?」
と優しいけど
有無を言わさぬ口調で迫るユンオさん
だってじゃないでしょって言ったって
じゃあ何て言えばいいのよ
スーパーアイドル夫のセクシーすぎるカラダに目が眩んで
とてもじゃないけど正視できないからとでも言えと⁉
あと
ユンオさんの周りのスタイル抜群豪華女性芸能人の皆様に比べたら
自分のボディがあまりにも一般人過ぎて
ユンオさんに見られるのイヤ!!
とか言えっての⁉
私からしたらあまりにも理不尽な問いかけ
反論したいところだけど
ジリジリと迫り来るユンオさんの笑顔になすすべもなく
…だ、だって
見られると恥ずかしいからっ…
とか
蚊の泣くような声で答えたところ
フフンとほくそ笑むユンオさんのエクボは
更に深く深く刻まれ
より一層ユンオさんの顔が近づいてきた
…ひいっ…
目が眩むような美貌とあまりの目ヂカラに
短い悲鳴を上げたばかりか
思わずギュッと目をつぶってしまった
「どうして恥ずかしいの?
ソラはこんなにきれいなのに」
目をつぶってるうちに
もっと近づいて来たらしいユンオさん
耳元でそんなこと囁かれた日には
命さえ危うくなりそうで
恐ろしさに負けてつい目を開けてしまったら
目の前にユンオさんのご尊顔があって
いや無理無理無理無理
無理ーーーーーーーっ!!
…そ、そんな
やだもうパパったらぁ…
誤魔化そうと引きつり気味に放ったセリフが
どうやらユンオさんを一層刺激してしまったらしくて
ユンオさんの右の眉がピクリと上がった
「何それ
こんなシチュエーションで
パパ呼びなんてどういうこと?」
やだもう
片眉上がったユンオさんこわーい
…どういうことって
いや
その…
しどろもどろの私に
「ほら
結婚前に呼んでくれたみたいに
可愛く『オッパ』って…
暗闇じゃなくて
明るいところで
ソラの全てを見せて欲しいな」
は⁉
え⁉
な、なんてことをっ
続く (更新停止中)
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