#4 ジェヒョンさんち再び その４ ページ4
私にとっては
ユンオさんと結婚した事自体
未だに夢の中で過ごしてるようなもんなんだからね
美しすぎるほど美しい夫の顔面と
彫刻みたいな裸身を見慣れろってのも
正直無理ゲーというものなのではないだろうか
だいたい
ピュアピュアな中学生時代の初恋の人が
NCTの雄の最高峰といわれる芸能人になっていて
いきなり交際ゼロ日でプロポーズされるなんて
そんなツイッターの合間に挟まってくるデジコミの広告みたいな話おかしいだろ、
と思う
だから未だにユンオさんとそういうコトするのに
むちゃくちゃドキドキしちゃって
彫刻みたいなボディーを間近で見るのも心臓止まりそうだし
自分のカラダを見られるのも恥ずかしいの極み
だから
そういうコトになる際には
ベッドルームの明かりは絶対絶対絶対に消す
何がなんでも消す!!
真っ暗じゃないとイヤ!!ダメ!!ゼッタイ!!
………………というのが
以前までのデフォルトだった
しかし
ユンオさんにとっては
それはちょっと不満だったらしい…………
夫がカッコ良すぎて目まいがすると
ジョンウさんとこの奥様ジウォンオンニに
電話で愚痴ったあの夜、
今日みたいにバスタオルいっちょのユンオさんに
夜のお誘いを受けた
ユンオさんは娘のユニに絵本を読み聞かせ
光の速さで寝かしつけを実行すると
上機嫌で夫婦の寝室にやってきた
まあその時はもうバスタオルだけじゃなくて
シルクのパジャマに着替えていたけれど
パジャマ着てるとはいえ胸のボタンが2つ3つ外れてて
厚い胸筋チラ見え状態なのが
どうにもこうにも最高峰の雄感が滲み出てしまっていた
溢れんばかりの夫のお色気に圧倒されて
ダブルベッドの上でブランケットにくるまったまま固まっていると
「ソラ……」
と
優しく私の名前を呼んで
そっとベッドに入って来たユンオさん
いつもはパパママと呼び合っているのに
こういう時は名前呼び
それだけでもカチンコチンになりそうなのに
どんどん近づいて来る美しすぎるお顔のお陰で
目が眩みそう
これ以上は耐えられないので
…あっ
ラ、ライト消すね?…
慌ててルームライトのリモコンに手を伸ばすと
あと少しのところで
ユンオさんの手のほうが先に伸びて来て
満面の笑みでリモコンをかっさらっていってしまった
#5 ジェヒョンさんち再び その５→←#3 ジェヒョンさんち再び その３
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
