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「なんだかんだ言って七瀬もいちごみるく好きだよな」
「好きっていうか、作間くんと最初に会った時飲んで以来なんとなくマイブームなんだよね」
「あっそ」
いちごみるくと抹茶ミルク。食べ歩きならぬ飲み歩き
「抹茶ミルクってどんな感じなの?」
「飲んだことないの」
「うん」
「まぁ…抹茶ミルクは、抹茶にミルク足した感じ」
「そのままだね」
「国語は苦手科目なんだよ」
「ふ〜ん…じゃあちょっとちょうだい?」
「は?!」
1口だけ、なんて言ってこちらを向く七瀬
そういうのは、付き合ってる者同士が、やるべきことで、云々…
「ふふ、冗談だから。安心しなよ作間くん」
「…お前、趣味悪いぞ」
「作間くん案外ピュアなんだね」
「うるさい」
本当に調子狂う。ガリさんのせいだ。これはガリさんのせいだ
「あはは、作間くん怒ったら唇とがる系なんだね」
「なんだよそれ」
「むってなってる。むって」
「ふざけんなよマジで…」
ケラケラ笑う七瀬。本当に腹が立つ女。
「はぁ…」
「いやぁ、にしてもやっぱり何回見てもカエルの卵だよね」
「飲んでる時に言うなよ」
「なんでこんな見た目なのに美味しいんだろ」
「だから言うなって」
俺は虫が大嫌いなんだ。特にカエルとかその辺
「甘党なうえに虫嫌いとか、ほんとに女の子みたいだね」
「それ以上言うなっ」
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作者名:希翠 | 作成日時:2019年12月25日 19時