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白 ページ7
「Aさん!」
「朝から元気だね浮所くん」
「当たり前じゃん、Aさんに会えるんだから」
「そっか…にしても相変わらず大人っぽいよね。私服」
「そう?」
「うん」
裕福な家庭で育った浮所くん。
普通の学生には不釣り合いなハイブランドの服を彼はいつもさらっと着こなしている。
「普段とのギャップがすごいよね」
「ドキドキする?」
「ん〜…」
「なんで!そこは即答してよ!」
「ごめんごめん。なに着ても似合うしかっこいいよ。ちゃんとドキドキしてる」
「ふふふ」
鼻高々になって上機嫌な彼。
少し褒めただけですぐこうなる彼はやはり子供っぽくてついつい笑ってしまう。
「あ!また俺の事可愛いとか思ってるんでしょ!」
「だって可愛いんだもん」
「なんでかなぁ、俺もういい加減可愛い卒業したい…」
「拗ねてるとこも可愛いよ」
「もう!」
笑ったり拗ねたり忙しない浮所くん。
その原因を作っているのは私なのだけど。
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作者名:希翠 | 作成日時:2019年10月11日 23時