. ページ22
ふっと目が覚める。カーテンからのぞく外はまだ薄暗い。時刻は4時をさしていた。
「ん…おはよ、Aさん…」
「おはよ…ねぇ、どうして」
那須くんが隣で寝てるんだろう。
「あれ、覚えてない?」
「え…」
「夜中に起きたAさんが言ったんだよ。隣にきてって。俺は遠慮したけど、やだって泣くから…」
「うそ…」
寝ぼけていたのか。全くそんな記憶ない。
「どうしてそんなこと…」
「なんか怖い夢みたって怯えてた」
「…あぁ」
熱がある時に変な夢を見ることがある。幼い頃は目が覚めた後泣きじゃくって母を困らせた。それをまた見たんだろう。
「ごめん、無理言って」
「全然いいよ。怖い夢みたら心細いもん。それに俺もAさんの横にいれるの嬉しかったし」
「そう…風邪うつってないといいんだけど」
「大丈夫大丈夫。俺強いし」
…自分のからだを信じすぎるのはだめなんだよ那須くん。
「それより。もう大丈夫?みた感じ熱なさそうだけど」
「うん。もうきつくない」
「よかった…じゃあ、もう少し寝よっか」
「うん」
ぎゅっと強く抱きしめられる。
「こうしないとやだぁって駄々こねたんだよAさん」
「そ、そう」
「可愛かったなぁすんごく甘えんぼさんで」
「もうやめてよ恥ずかしいから…」
「んふふ」
那須くんにからかわれながらまた眠りにつく。意識がおちる寸前、おでこに柔らかいものを感じた。那須くんのキスはいつでも甘いなぁなんて変なこと考えながらまぶたを閉じた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
昨日から順位がすごいことに…
2度見しました。いえ、5度見ほどしました。
関連作品ランキングも1番上にいて…
スクショしました()
新年早々お年玉をいただいた気分です。
ありがとうございます(´꒳`)
118人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:希翠 | 作成日時:2019年10月11日 23時