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白 ページ1
「Aさん!こっちこっち!」
待ち合わせ場所のカフェに入ると、にこにこと手を振る彼がいる。周りの目も気にせず一心に私の名前を呼ぶ、きらきらしたおめめの彼は浮所飛貴くん。
「ごめんね、遅くなっちゃって。待たせちゃったでしょ?」
「全然!今来たとこだよ」
「ほんとに?」
「うん!」
「…そっか。よかった」
彼の前のグラスに入ってる溶けかけの氷。多分相当な時間待っててくれたのだろうけど、私に気を使わせないように頑張る浮所くんに甘えて見て見ぬふりをする。
「Aさんなに頼む?ここね、いちごのパンケーキが有名なんだって」
「ん〜じゃあそれにしようかな」
「俺も!飲み物は?」
「アイスティーかな。浮所くんはココアでしょ?」
「正解!なんでわかったの?!」
「いつも頼んでるでしょ?」
「覚えててくれたんだぁ!」
嬉しいと言って弾ける笑顔はさながら太陽のよう。
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作者名:希翠 | 作成日時:2019年10月11日 23時