新テニスの王子様go to the top (ページ36)

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越前リョーマ編29 ページ36

菊丸英二｢せっかくだから、後で手塚達も呼んでこようよ。」

不二周助｢ああ、そうだね。」

花咲 A｢あ～・・・幸せな味。」

～昼選手寮(廊下)～

花咲 A｢よいしょっと・・・。」

遠山金太郎｢どないしたん？そないぎょーさんダンボール抱えて。」

花咲 A｢ああ、これ？今回の取材の資料だよ。皆から借りてたものあるから、返しておこうと思って。」

遠山金太郎｢ふーん・・・重たそうやな。ワイが手伝ったろか？」

花咲 A｢じゃあ、お願いしようかな。」

遠山金太郎｢ああ、なんぼでも運んだるで！」

花咲 A｢遠山君って見かけによらず、すごい力持ちだもんね！」

遠山金太郎｢せやで！ワイのパワーを見せたるわ！」

花咲 A｢うん、ありがとう遠山君。」

～６日目午後の合同練習～

黒部由紀夫｢これより午後の合同練習を開始します。アップがすんだ選手からコートに入り、練習を開始してください。」

～カット～

～絶好調～
平古場凛『今の俺、無敵モードだはず。』

～カット～

～好調～
越前リョーマ『ふぅん、まあまあかな。』

～カット～

～不調～
大石秀一郎『少し力が入りすぎているのかな？』

～カット～

～絶不調～
乾貞治『この状況・・・打開できる確率5%・・・。』

～カット～

黒部由紀夫｢これにて午後の合同練習を終了します。皆さん、お疲れ様でした。」

～夕方レストラン～

花咲 A｢越前君って帰国子女だよね。青学に入る前は、どこにいたの？」

越前リョーマ｢ロサンゼルス。」

花咲 A｢その頃からテニスをやってたんだよね？」

越前リョーマ｢・・・っていうか、生まれた頃から親父にやらされてたって感じっス。」

花咲 A｢でもその英才教育のお陰でアメリカのジュニア大会でも優勝できたんでしょ？確かジュニア大会で・・・4連覇したんだよね。」

越前リョーマ｢まあね。詳しいっスね。」

花咲 A｢当然だよ。これでも記者だからね。」

越前リョーマ｢ふーん・・・ちょっと見直した。」

花咲 A｢(ちょっと、なんだ・・・)」

～ホテル～

花咲 A｢ふぅ・・・。」

コンコン

花咲 A｢はい・・・どなたですか？」

越前リョーマ｢オレだけど・・・越前。」

花咲 A｢越前君？」

ｶﾞﾁｬ

越前リョーマ｢・・・。」

花咲 A｢どうしたの、こんな時間に？」

越前リョーマ｢・・・あのさ、気分転換に散歩でもしない？」

花咲 A｢えっ・・・散歩？」