新テニスの王子様go to the top

越前リョーマ編24 ページ31

菊丸 英二｢そんじゃ、点火するよー！」

花咲 A｢うわぁ・・・感無量だね。」

不二 周助｢ええ、ここまでの苦労があってこその達成感ですね。」

大石 秀一郎｢越前、俺の言った通りだろ？」

越前 リョーマ｢ま・・・そうっスね。」

花咲 A｢ふふ、越前君も感動してるんだ？」

越前 リョーマ｢べ・・・別にいいじゃん。」

遠山 金太郎｢ウマい！このカレー、めっちゃウマいやん！これなら何杯でもいけるで！」

菊丸 英二｢ホント、ホント。辛さの具合が絶妙だよね！」

不二 周助｢僕は少し物足りないから、追加でこのスパイスを・・・。」

花咲 A｢不二君、ちょっとかけすぎじゃないかな・・・？」

不二 周助｢そうですか？これくらいがちょうどいい刺激だと思いますけど。」

菊丸 英二｢不二しか食べれないって、そんなスパイシーなカレー。」

大石 秀一郎｢これで俺達は、いわゆる『同じ釜の飯を食った仲』になったな。」

手塚 国光｢ああ、そうだな。」

菊丸 英二｢後はこれで、花火でも上がったら最高なんだけどねー！」

パチッパチパチ

花咲 A｢きゃあああっ！？」

菊丸 英二｢うわっ！？」

大石 秀一郎｢なっ、何だ！？」

越前 リョーマ｢熱っ！？何かこっちに飛んできた！」

不二 周助｢まさか・・・本当に花火？」

手塚 国光｢いや、それにしてはおかしい。これは、もっと別の・・・。」

遠山 金太郎｢ああっ、そうや！すっかり忘れてもうてた！」

花咲 A｢な・・・何なの、遠山君？」

遠山 金太郎｢後で食べよ思って、火の中にこいつをぎょうさんぶち込んどったんや！」

花咲 A｢そっ、それって・・・栗！？」

遠山 金太郎｢焼き栗って、めっちゃウマいねんで！辛いもん食べた後なら、なおさらや！」

菊丸 英二｢ハァ、ビックリしたぁ・・・。」

越前 リョーマ｢そういうことは、もっと早く言っておきなよ。」

遠山 金太郎｢カンニンやで！内緒にしといたろ思うてたら、忘れてもうてたわ！ハハハ、サプライズ失敗やな！」

大石 秀一郎｢まあ、こういう予想外ってのも、たまにはいいかもな。」

手塚 国光｢今回は大目に見よう。だが、次からは気をつけてほしい。」

遠山 金太郎｢おう、わかったで！」

不二 周助｢この栗、おいしそうだね。食べてもいいのかな？」

遠山 金太郎｢もちろんや！ぎょうさんあるから、たっぷり食べてや！」

菊丸 英二｢やったー！食後のデザート登場！」

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