8.Because it’s embarrassing. ページ9
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ほんとになんだったのだろう、あの夢。
あれ以来、変に意識してしまって伏黒君を直視できなくなってしまった。
そんな私もどうかしている。
それに、部活にも上手く打ち込めていない。いわゆるスランプだ。
12月に定期演奏会を控えている私達吹奏楽部は、絶賛曲目の練習中。私はソロももらっているため、より一層練習しなければいけない…のはわかっているんだけれど。
『はぁぁ…なーんか上手くいかないなぁ。今までこんなこと無かったのに』
極めつけはこの間の合奏のとき。顧問から注意を受けてしまった。部員からも心配されたし、部長として情けない。
昼休み、パックジュースを飲みながら空を仰ぐ。
「…白羽?」
『あ…伏黒君』
やばい、気まずい。
伏黒君だ。あの夢以来まともに会話してない彼だ。
「珍しいな、外で飯食ってんの」
『あ、えと、なんか最近モヤモヤしてたから…部活も上手くいかなくてさ』
「白羽にもそんなことあるんだな」
『逆に、そんなことばっかりだよ。みんな、私のこと勝手に持ち上げてるだけ。私自身、大したこと無いよ』
伏黒君に私の悩み…を聞いてもらう。
そんな私の話を、伏黒君は嫌な顔一つせず_____真顔なだけだったけど______聞いてくれた。
『…ごめんね、愚痴っちゃって』
「いや、俺には愚痴聞くくらいしかできないから。…なんかあったら、話くらいなら聞く」
『!ありがとう…』
「無理しないほうがいい。あと、俺は音楽の経験ねぇから変なこと言えないけど_____お前は上手だと思う」
率直なその一言が、私はすごく嬉しかった。
ふふ、と笑って私は言う。
『ありがとう、伏黒君!』
「…そうだ。姉貴_____津美紀が、白羽に会いたいって。次の休み、空いてたら遊んでやってくれ」
_______________え?
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ヒカル(プロフ) - アジア人の末裔さん» まあ…?そんな感じですね…?笑 ぶっちゃけ実話なのは前半だけですね笑 (3月9日 12時) (レス) id: 2ed2dbe4a3 (このIDを非表示/違反報告)
アジア人の末裔 - 今気づけば半分実話…ということはつまり主さんがこんな素敵な恋愛をした可能性があると…!?そう捉えていいんですかね!!! (3月7日 21時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - 奥宮。さん» 嬉しいです!ありがとうございます!!もうなんかほんとに思い付きなので…笑 そう言って頂き嬉しい限りです! (11月12日 20時) (レス) id: feae8b7922 (このIDを非表示/違反報告)
奥宮。(プロフ) - はちゃめちゃほのぼのとしてて、めちゃおもろくて好きです!!!更新楽しみにしてます!! (11月12日 19時) (レス) id: 6e2eb1af59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒカル | 作成日時:2023年11月5日 19時