私の兄のメンヘラ研究【ブルーロック】

研究19 ページ22

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「それでは、白宝高校最優秀研究賞の発表を致します」















私の発表が終わった後、生徒や先生達は誰の研究が良かったか、それぞれに投票する。













その間、私の緊張は絶頂に達していた。







「緊張してんのかよ」


『玲王』


「散々俺のこと暴露したクセに」


『ごめんて。でもこれで人気者確定だね』


「余計なお世話だよ」














そう話す玲王は何故だか楽しそうで。







私の緊張もほぐれていった。



















「白宝高校最優秀研究賞は＿＿＿＿＿



















1年代表、御影Aさんです！」



















『…へ』














その直後、わぁっと歓声と拍手が巻き上がった。







でも、私はびっくりして硬直していた。







…まじか。



















「それでは御影さん、こちらへどうぞ」



『は、はい！』



















「おめでとうございます」




『あ、ありがとうございます…』



















私は、賞状を貰った。












「えー、御影さんの研究が選ばれた理由として、"私の知らない玲王様の一面が知れて良かった！""メンヘラの研究とか発想すごかった！""話し方からして優勝"などが挙げられました」





『は、はぁ…』












「Aー！」







ステージの真下で、凪くんが呼んでいた。







『凪くん？』


「おめでと！俺、頑張って良かったかも」






『！…そっか』



















普通に嬉しかったな、なんて。







「おい凪、A！」




『ぐえっ…うわぁっ！？』

「ちょ、レオ…！？」









玲王が後ろから飛びついてきたせいで、私と玲王は凪くんめがけて真っ逆さま。















「俺抜きで喜んでんじゃねぇよ！一番の被害者俺だろ！？」

「確かに」

『あはは…でも、良かったじゃん？』



















これで、私達の研究は幕を閉じた。

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