71.俺達は ページ23
※ブルーロックと全く関係のないキャラ出てきます。なんか若干の東リベ要素入りますが、東リベとも関係ありません。
『あ…』
やってしまった、と感じる私と、やってやった、と感じる私。
何か起きる前に帰ろう…警察に絡まれるよりかは、家の方がまだマシだ。
と思い、家路につこうとした。
「おい待て」
『！？』
誰かに手首を掴まれ、引き止められた。
手首を掴んだのは、さっきの三人組じゃなくて、ガタイのいい男の人だった。
その隣には、私と同じくらいの背の男の人。
「ねえ君さ、いい動きするね」
『…私が？』
「君以外に誰がいるのさ」
ふっと笑う、同じ背の男の人。
優しい雰囲気で、親しみやすそうだった。
薄いピンクの髪で、マッシュ。目も薄いピンクで、春を連想させる容姿だ。
対して、ガタイのいい人は。
同じ背の男の人の斜め後ろで番犬のように立っていた。多分、この人の右腕的ポジなんだろう。
七三分けの長髪で、金髪だった。目は綺麗な黒だ。
「君さ、名前は？」
『…蘭Aです。蘭って書いて"あららぎ"です』
「へぇ！珍しい苗字！俺はこの近くの暴走族"胡蝶蘭"の総長、
「おいデカイって言うな。…副総長の
「コイツさ、見た目の割に可愛い名前なんだよな！」
「それ言うな沙羅！」
二人はとても仲良しそうだった。
話を聞けば、二人は私の一個上らしい。
にしても、苗字珍しいし名前も難しいな…私のより珍しいと思う。
「ねえA」
『…？』
「俺たちのチームに、入らない？」
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作者名：ヒカル | 作成日時：2023年1月22日 15時
