手枷、足枷、君にお任せ【usss】 (ページ8)

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俺にされたい放題だったAは抵抗することもなく、身を預けたまま眠ってしまった。

逃げたいと思っていながら俺の前でこんなに無防備なのも、どうせ逃げられないのだから好きにしろという諦めなのだろうか。なんだかちょっと気に入らない。

「面白そうなことしてるやん」
「あ、まーしぃおかえり」

目の前にいるAにそんな感情を抱いて見つめていると、仕事終わりのまーしぃが部屋に入ってきた。

面白そうとはAに付いている首輪のことだろう。

「首輪似合うでしょ」
「おん、俺好み」

別にまーしぃ好みにしたつもりはないんだけどなあと思いながら、俺の腕にいるAを彼に預ける。

「A〜」

まーしぃは慣れた手付きでAの肌を露にすると口づけ出した。

「…ねえまーしぃさ、それいつもやってるでしょ」
「なにを？」
「寝込み襲うの」
「人聞き悪い言い方せんでよ」

と言いつつ否定しないとなれば常習なのだろう。